ほらあなブログ

ちょっと気になることを調べたり考えたりした記録

昨日のエントリの種明かし

昨日のエントリは、実はダイヤモンドオンラインのある記事の構成をそっくりなぞったものでした。

現・無産階級者の私が「人生をやりすごしたい人こそ本を読めばいい」と思うワケ

元日本一のニートが「人生を本当に変えたい人は本を読もう」と語るワケ

元記事が興味深いタイトルだったので思わずクリックして読んでみたものの、なぜだか内容が頭に入ってきません。
新刊の宣伝を兼ねた記事だというところまではわかったのですが、「語るワケ」の「ワケ」が最後までよくわかりませんでした。
そこで、じっくりと精読するがてら文章構造を紐解く意味でも、内容を自分の立場に書き換えながら解読してみたのです。

「人生を本当に変えたい」の到達点が「同調圧力と戦う」であると理解するまでに、しばらく時間がかかりました。
しかしphaさんがこの文章で一番伝えたかったのは、「本は自分を守ってくれる」ということではないかと思いました。

私も同じ構造で内容面を考えながら文章を作ってみましたが、一番伝えたい主張まで持っていくのが大変だなあと感じました。
「そんなに世界に対して意気込まずにほどほどにやっていこうぜ」という内容を、ダメっぽさ全開でまとめたかったのですが、伝わったでしょうか?

申し訳ないことに、構成丸パクリエントリがはてなブログトップページの「読書・マンガ」トピックに反映されてしまい、数時間居座らせてもらいました。
お詫びにエントリ内で挙げた本の種明かしもここでします。

  • 一体何からくる熱意でそんな偉業を達成したのかと思うほどの伝記

杉原千畝の伝記。1991年朝日ソノラマ刊行の『六千人の命のビザ : ひとりの日本人外交官がユダヤ人を救った』だと思われる。ユダヤ人といえば私は小さいころからアンネフランクの伝記漫画が好きでよく読んでいました。高校の図書館でこの本を見つけ、アンネ以外の視点から第二次世界大戦を知ることができました。

  • 産業革命で悲劇的な状況に置かれた女工を哀れんだノンフィクション

『あ丶野麦峠―ある製糸工女哀史―』。これも高校の図書館で見つけました。回転本棚をぐるぐるしているときに何となく気になって手にした本。

  • グロテスクな内観の発露を現代美術を盾に堂々開陳した画集

これも高校の図書館で新着本で入ってきたときパラパラ眺めました。ただし、画家の名前をまったく覚えていない。おそらく油絵で暗い色合いの画風。巨大化した幼児とか、何かが切断されてるだとか、そういう作品が載っていたと記憶しています。